コミュニティマーケティングについて知る

冒頭で、コミュニティマーケティングの基本的な考え方は「Sell Through The Community」であるとお伝えしました。

画像:http://www.slideshare.net/hide69oz/20170412-cmc-vol4opening

あるピンではなく、先頭にある1番ピンを最初に倒さなければ後ろのピンは倒れません。
Sell Through The Communityをうまくいかせるには、ボーリングピン戦略 = 正しいターゲットを最初に選定することが重要です。
 ボーリングピン戦略は、もともとビジネスにおける市場開拓戦略の一つです。市場を開拓する際、まずはボーリングの1番ピンに相当する小さな市場を抑え、そのセグメントでの圧倒的な実績を作ってから次の市場を攻略していくという手法です。
拡大するコミュニティ設計もこれに似ていて、最初から大きなユーザーコミュニティを作ろうとするのではなく、まずはごく限られた少数の熱狂的なファンで母集団を形成するのが良いとされています。

あなたの1番ピン = コアメンバー を見つけよう

 プロダクトのことを一度使ったことがあるひと、興味はあるがまだ使ったことのない人、毎日使っている人、とにかくそのプロダクトが大好きな人…とお客様にも色々な種類があります。焚き火の時に湿った薪木があると途中で火が弱ってしまうように、最初から全員を巻き込もうとすると、熱量が分散してしまいます。しかし、燃え盛る炎の中であれば湿った薪木を放ったとしてもときちんと燃え続けます。焚き火のように、最初は熱量のある母集団を形成するのがポイントになるのです。(実際にどうやって熱量のある人を集めるかの具体的な手法については、4章でご紹介していく予定です。)
 もし、たくさん集客できるユーザーイベントを数回開いたとしてもそこにコアになるメンバーがいなければ、それはただの単発イベントにすぎません。コミュニティの拡がりのために一番大切なのは、最初にあなたにとっての1番ピンを見つけることです。

まとめ

  • Sell Through the Community = ファンを通じてプロダクトの良さが広がっていくこと
  • Sell Through the Communityの実現のためには、ボーリングピン戦略が重要
  • コミュニティの初期段階ではあえて全員を巻き込むのではなく、熱量の高いファンで母集団を形成する

それでは、1番ピンとなるようなメンバーとはどういった人々なのでしょうか?
次節では、コミュニティのメンバーを3つの種類にセグメントして、それぞれの役割を解説していきます。