コミュニティマーケティングについて知る

3-3. ロールモデル / フォロワー / ワナビー

前節で、拡大していくコミュニティにはコアとなるメンバー = ボーリングピン戦略の1番ピンが必要だということをご説明しました。それでは、そのようなコアとなるメンバーはどんな人々なのでしょうか?

ここでは、コミュニティを一つのピラミッドとして捉えたときに、その構成要員を3つの種類にセグメントしています。頂点にいるのがロールモデル、次にフォロワー、ワナビーズの3つです。

ロールモデル:プロダクトやサービスのロイヤリティの高いファン。コミュニティの本当に核となる人で、何かを人に教えることやシェアすることを厭わない人、そしてファシリテートが上手な人。
フォロワー:プロダクトやサービスのファン。ファシリテートまでは行いませんが、ロールモデルの話を聞いて、コミュニティを盛り上げてくれる人。ロールモデルになり得る人。
ワナビーズ:ロールモデルやフォロワーが発する情報をなんとなく収集しておきたいと思っている人。まだサービスを実際に使ったことがないけれど、ちょっと興味があるといった人々も含まれる。フォロワーになり得る人。

画像:http://www.slideshare.net/hide69oz/20170412-cmc-vol4opening

ボーリングピンの1番ピン、コミュニティとして最初にコアとして据えるべきなのは、ロールモデルとフォロワーがセットになったコア集団です。どちらか一方だけでは足りません。

このことを如実に説明しているTEDトークがあります。デレク・シヴァーズ の「社会運動はどうやって起こすか」というタイトルのトークです。「フォロワーがリーダーをリーダーたらしめる」ということが一目で分かる動画になっています。動画をご覧になるとわかるかと思いますが、リーダーは一人ではリーダーになれないのです。発信してくれる人がいるならば、それをフォローしてさらに発信してくれる人が必要です。

まとめ

  • 拡大するコミュニティの設計には、コアメンバーを設定する必要がある
  • コミュニティの構成要員は、ロールモデル/フォロワー/ワナビーズの三つに分けて考えられる
  • コミュニティの初期はロールモデルとフォロワーがセットの母集団をコアメンバーにするとよい

本章では、コミュニティ設計の基本戦略や考え方について説明しました。

3つのファースト

オフラインファースト:オフラインから始まるコミュニティであること
アウトプットファースト:参加者が自らアウトプットできるコミュニティであること
コンテキストファースト:何のためのコミュニティであるのかという目的意識が共有されたコミュニティであること

ボーリングピン戦略

コミュニティの初期段階は、まずは限られた正しいターゲットをコアのメンバーにする。最初からすべての人を巻き込むのではなく、ボーリングの1番ピンを倒すと後ろのピンが倒れていくようなイメージで、中心の人の熱量が伝播していくような設計を心がける。

ロールモデル、フォロワー、ワナビー

コミュニティのメンバーは、ロールモデル/フォロワー/ワナビーの3つの構成要員に分けて考えることができる。特に、初期の段階ではロールモデルとフォロワーがセットになったコア集団を意識して人集めをするとよい。

拡大するコミュニティの秘訣について少しご理解頂けたでしょうか?
以上の戦略や基本的な考え方をふまえて、次章ではコミュニティを作っていくための実際の手順とメソッドについて説明していきます。